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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2018年4月15日(日)

【薬膳コラム】気巡りが悪い時の食養生

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師の伊東千鶴子です。


 中医学では、気血(けつ)津液(水ともいう)は人体を構成する基本物質であり、
臓腑や経絡など体内の組織器官の生理活動に必要なエネルギーの基(もと)となります。


 気は生命が活動するためのエネルギーであり、血は血液のことで栄養を体内に運び、
津液は血液以外の水分を指し、血と津液で身体に潤いを与えます。


 形を持たない気が血と津液を動かし、気血津液が過不足なく体内を円滑に巡っていると
健康が保たれますが、不足している(それぞれ、気虚、血虚、陰虚といいます)、
あるいは滞っている(気滞、血?、水滞)と病気の原因となります。


 憂うつ感がある、イライラする、怒りっぽい、頭痛あるいは頭重感、めまいがする、
のどがつかえた感じがする、げっぷやおならが出やすい、おなかがはって痛むなどの
症状がある方はいらっしゃいませんか。


 春になり、何らかのストレスの影響を受けて、肝の疏泄(そせつ)作用が乱れると、
気の流れが停滞して、このような症状が現れやすくなります。気の巡りが悪くなると
血の巡りも悪くなり、肩こりや生理痛、生理不順などが生じるようになります。
さらに気が滞った状態が長引くと気や血が不足して、もっとストレスの影響を受けやすくなります。

もし、上に挙げた症状があるのなら、気の巡りを良くすることで早めに改善しましょう。
では、どのような食材を摂ればよいか、挙げていきます。

気の巡りを良くする、芳香性のあるもの:紫蘇、せり、セロリ、たまねぎ、ピーマン、かじきまぐろ、鮭、ジャスミンなど

収れん作用のある酸味のもの:醸造酢、金柑、グレープフルーツなど

心神の不安を解消する安神(あんじん)の働きのあるもの:あさり、いわしなど


 他には肝の高ぶりを抑えるために、脾胃を補うもの(穀類、いも類など)や
辛味のもの(生姜、ねぎ、らっきょうなど)を取り入れるとよいでしょう。


 生活面では深呼吸をする、趣味や運動など自分の好きなことで気分転換するというように、
うまくストレスを発散してみましょう。

平成30年4月15日

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子