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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2017年7月15日(土)

【薬膳コラム】夏の土用

国際中医薬膳師、薬剤師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師の伊東千鶴子です。


夏らしい日が続いています。もうすぐ土用の丑の日ですね。
この日に鰻を召し上がるご家庭が多いかと思います。

古代中国より伝わる五行説では、ありとあらゆるものは
木、火、土、金、水という五つの要素からできていると考えられています。
春、夏、秋、冬の四つの季節はそれぞれ木、火、金、水にあてはめられ、
各季節の終わりに土が割り振られました。


夏の土用が世に知られていますが、土用は次の季節が始まる
立春、立夏、立秋、立冬の前の十八日から十九日間をさし、年に四回訪れます。 

立秋の前日までの夏の土用は一年中で最も暑い時期です。
今年の夏の土用が始まる土用入りは7月19日、土用が終わる土用明けは8月6日です。
そして今年の土用の丑の日は7月25日と8月6日の二回あり、一の丑、二の丑と呼ばれます。

土用の丑の日に鰻を食する風習は江戸時代、平賀源内の発案により、
鰻屋さんの店頭に「本日土用丑の日」と書いて貼り、売り込んだところ、
評判になり、今日に至るとされていますが、その時代より早くに、
大伴家持は万葉集で「石麻呂に 我物申す 夏痩せに 良しといふものそ 鰻捕り食せ」と、詠っています。

 鰻は気や血を補い、腎や肝の機能を助け、体力回復、視力回復に働きます。
めまい、疲れ、手足のしびれ、関節痛のある時に摂るとよいとされています。

 また、薬味の山椒は胸のつかえやおなかの冷えを解消します。
食欲を増進させ、魚肉の生臭みを取り除くので、鰻には山椒をふりかけましょう。
ひつまぶしで有名な名古屋の鰻屋さんでは、わさびや葱も添えてありましたよ。

季節の変わり目である土用に消化吸収をつかさどり、気血津液を生み出す源である
脾をいたわると、次の季節も健やかに過ごせます。暑い時期ではありますが、
冷たいもの、生ものの摂り過ぎに気をつけましょう。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。次の掲載は8月1日です。


平成29年7月15日

国際中医薬膳師、薬剤師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子