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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2019年5月15日(水)

アスパラガス

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師の伊東千鶴子です。


 アスパラガスはヨーロッパ原産のユリ科の多年草で、高さ1.5メートルほどになって分枝します。
アスパラガスの和名のひとつはオランダキジカクシ、漢字を充てると和蘭雉隠(し)、
雉が隠れられるほど生い茂ることからその名がつきました。もうひとつの和名はマツバウド、
松葉のような糸状の葉状枝(ようじょうし)と独活(うど)のような肉厚のある
嫩芽(どんが・若い芽、茎)を持つことに由来します。根茎は石刁柏(せきちょうはく)と呼ばれ、
利尿作用があります。


 若い茎はグリーンアスパラガスとして、土をかぶせて遮光栽培されたものは
ホワイトアスパラガスとして食用されます。味や食感はお好みでしょうが、
日光を浴びて成長したグリーンアスパラガスの方がβ‐カロテンやビタミンCの含有量が多く、
薬膳においても力価が高いように思えます。

 アスパラガスの食味は苦甘、清熱と補益というふたつの味の働きを併せ持ち、
食性は微涼、若干身体を冷やす性質があります。その薬膳の作用は身体に必要な水分を補う滋陰、
身体に必要な水分を生み出す生津、身体に余分な熱を冷ます清熱、身体に不要な水分を排泄する利水、
気を補う補気、咳を止める止咳(しがい)で、から咳によいとされています。
疲労回復によいとされるアスパラギン酸はアスパラガスから発見されたことから命名されました。
また、アスパラガスの穂先に含まれるポリフェノールの一種、ルチンは動脈硬化や
高血圧の予防が期待され、注目の食物でもあります。


 時折、夏を感じる今日この頃、口渇やほてり、むくみ、疲れなどでお困りの時、
アスパラガスを召し上がってはいかがでしょう。体調のすぐれない時、
いつもの食事に何を取り入れたらよいかがわかると、心と身体が健やかでいられると思いませんか。


2019年5月15日
国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子

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