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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2025年1月1日(水)

【薬膳コラム】磯城島の 大和の国は 言霊の

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

 磯城島(しきしま)の 大和(やまと)の国は
 言霊(ことだま)の 助(たす)くる国ぞ
 真幸(まさき)くありこそ   柿本人麻呂


「大和の国は言霊が人を助ける国です。
どうぞご無事でいらっしゃってください。」
これは遣唐使を送り出す宴の席で、
詠まれた歌です。

古来、言葉には霊力が宿る、
発せられた言葉が現実の出来事に
何かしら影響があると信じられ、
良い言葉を口に出せば良いことが起こり、
不吉な言葉を口に出せば
凶事が起こると考えられてきました。


 日本人の私たちが行なっている
事例を挙げていきますと、
正月明けにお供え餅をいただく
行事を鏡開きと呼ぶ、

結婚の門出に別れを意味する言葉を避ける、
受験生の前で残念な結果を連想させる
言葉を使わないなどです。

転んで泣く幼い我が子に、
「痛いの痛いの、飛んでけ~!」と言うと、
「飛んでっちゃった。」と、
泣き止んだこともありました。


 
 さて、新しい年を迎えました。
 皆様はどんな年にしたいですか。
 「○○したい。」「○○になりたい。」

声に出してみましょうよ。
誰かに聞いてもらわなくても、
一人きりの時でいいんです。
自分の耳に、脳に、心に聴かせてみませんか。

 

私は婚家が営む薬局で働いています。
ワンオペという言葉が浸透していない頃、
三人の子どもたちに甲斐甲斐しく
世話を焼くこともできませんでした。

なのに、大人になった我が子たちは
同業を選んで働く者あり、
中医学を勉強する者ありと、
それぞれ、自分の人生を歩んでいます。


これからは自分を労わり、
自分のための時間を作りたいです。
そのために、少しでも健康でいられるように、
薬膳を学び、得られた知恵を実践していきます。


最後までお読みくださいまして、
ありがとうございました。

そして今年も、
健やかでありますように。


  2025年1月1日


薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子