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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2026年2月1日(日)

【薬膳コラム】春の始まり

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

2017年2月1日に始めたこのコラムは、
気づけば10年の年月を重ねました。
あの日、最初に綴った「春の始まり」を、
今の私の言葉で編み直してみます。

2月3日は節分です。
本来、節分とは立春・立夏・立秋・立冬の前日を指し、
季節の区切りを意味します。
なかでも立春前日の節分がよく知られており、
「福は内、鬼は外」と豆をまく風習は、
今も多くの家庭で親しまれています。


平安時代の辞書「和名抄(わみょうしょう)」では、
「鬼」は「陰(おに)」と記され、
寒さなど陰の象徴とされています。
冬から春へ移り変わる節目に豆をまいて陰を払い、
陽の気を迎えるという考え方が背景にあります。

また、豆には「魔を滅する(魔滅)」という意味があり、
煎り豆をまいたり食べたりすることで
邪気を払うとされてきました。


今年は2月4日に立春を迎え、
暦の上では春の始まりです。
まだ寒さは残りますが、
これから少しずつ気温が上がり、
植物が芽吹き、
動物も活動を始める季節へと向かいます。


中国最古の医学書「黄帝内経」には、
季節に合わせた養生法が記されています。
春を健やかに過ごすためには、
夜は多少遅く寝ても、
朝は早めに起きて外の空気に触れ、
ゆったりと歩くことがすすめられています。

髪を解きほぐして、身体をのびやかにし、
春の陽気を受けて万物が
どんどん成長していく様子を
自分の心と身体にも思い描いて
生活するとよいでしょう。


春先は気温差が大きく、
体表の腠理(そうり:毛穴)がゆるみ始める一方で、
まだ外邪の影響を受けやすい時期でもあります。

冷たい風や寒気に当たりすぎず、
冷やさない工夫をして過ごしましょう。

コラムは1日・15日に更新されます。
15日はコラムと連動し、
野田知子先生による
薬膳レシピが掲載されます。
またご覧いただければ、
嬉しくありがたく思います。

令和8年2月1日


薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子

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