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<薬膳コラム>
2026年4月1日(水)
【薬膳コラム】春に意識したい五味と食材の選び
国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。
4月は入学や進級、就職や転勤など、
新しい環境で生活を
始める人が多い季節です。
春は変化が重なり、
心身ともに落ち着きにくく
なることがあります。
薬膳では、
こうした季節の揺らぎに対応するために、
生薬と同様に、食材が身体をどう温め、
どう冷やし、どのように働くのかを
「四性(五性)」と「五味」で考えて、
食卓にとりいれていきます。
四性(四気とも呼ばれます)は、
身体を温める度合いが強い順に
熱・温・平・涼・寒。
熱と温は身体を温め、
涼と寒は冷やし、
平はどちらにも偏らない性質です。
五味は 酸・苦・甘・辛・鹹 で、
味だけでなく身体への作用も示します。
では、春に意識したい味と食材を挙げます。
● 酸味:肝を養い、気の巡りを整える
梅、柑橘類、醸造酢など
● 苦味:春の陽気の上昇とともに
現れるほてり、めまい、のぼせを鎮め、
冬に溜め込んだ老廃物を排出する
うど、たらの芽、ふき、ふきのとう、よもぎなど
● 鹹味:春の初めに不足しがちな陰液を補う
あさり、あわび、いか、はまぐりなど
● 辛味:気の巡りをよくし、発散する
紫蘇、生姜、ねぎなど
● 甘味:脾胃を助け、気を補い、
活動的な春の疲労回復に役立つ
穀類、いも類、豆類など
どの味も、とり過ぎや偏りは禁物です。
五味をバランスよくとりいれることで、
環境の変化に身体が馴染みやすくなります。
日々の食事に無理のない範囲で
実践してみましょう。
令和8年4月1日
薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子





















