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HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】山査子入り牛すじ肉の煮込み ~タンパク質を取りましょう~

お知らせ・コラム

<薬膳レシピ>

2020年10月15日(木)

【薬膳レシピ】山査子入り牛すじ肉の煮込み ~タンパク質を取りましょう~

 読書の秋、食欲の秋、運動の秋など
といわれますね。

運動すると筋肉を破壊しますので、
筋肉を修復させるにはタンパク質を
摂ることが大切です。


今回は筋肉の修復を助ける
タンパク質を含む、牛肉を使ったレシピで、

牛の部位の中でも、コラーゲンの宝庫である
牛すじ肉を使っての煮込み料理です。

牛肉は、気血を補い、筋肉、骨を強くし、
体力低下にも良いです。

 

固いすじ肉を柔らかくする
生薬の山査子を使います。

山査子は、消化不良を改善させ、
肉脂肪を溶かす働きがあります。

 

こんにゃくは、秋になりがちな便秘によく、
肉の臭みを取る生姜も秋の乾燥で
ひきやすくなっている風邪を散らします。

 

晩秋は体の冬支度の時期でもあります。

肉料理を食して体の中の倉庫に
エネルギーを蓄えましょう。

 

 

山査子は果実を干したものです。
仕上がりはフルーティーな酸味が
食欲をそそります。

ネットでお求めになれます。

補気補血、消食

【食材】

牛すじ肉400g
山査子  15g、水1ℓを20分煮出したものを使います。
こんにゃく 1丁
生姜   1片

砂糖   40g
醤油   40cc
酒     40cc

【作り方】
①牛すじ肉は湯がき、流水でよく洗います。
 大きめに切り分けます。
 煮込んだとき小さめだと崩れやすくなります。
 こんにゃくはスプーンで肉と同じぐらいの
 大きさに切り分け、さっと湯がきます。
 生姜は千切り。

②山査子15g、水1ℓで20分煮出します。
③圧力鍋に、食材、調味料を入れ火にかけます。
 沸騰し、アクが出てきたらすくい、
 蓋をして圧が出たら弱火で20分。
 蓋を開けて、中火以上で10分水分を飛ばすと
 コクのある煮込みが完成です。

※圧力鍋を使わない場合は、
 調味料にだし汁200cc加えて、
 30~40分弱火で煮ます。

 

【効能】

食材  性味 帰経  効能
牛すじ肉(牛肉) 平/甘 脾胃 補気、健脾、補血、強筋骨
山査子 微温/酸甘 脾胃肝 消食化積、活血散瘀
こんにゃく 寒/辛苦 肺大腸 化瘀、消腫、潤腸活血、通便、清熱、解毒、活血
生姜  温/辛 肺脾胃 散寒、解表、降逆、止嘔、化痰、解毒

 薬膳食典  食物性味表 

レシピ担当:栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師
      紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
      野田 知子