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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2026年5月1日(金)

【薬膳コラム】ここで、一息つきませんか

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

五月の風が心地よくなる頃、
不思議と気持ちが沈んだり、
やる気が出なくなったりする人が増えます。

いわゆる「五月病」と呼ばれるものです。

新年度の緊張が一段落し、
張りつめていた糸がふっと緩むことで、
心と身体が反動のように
疲れを表に出してくるのだと思います。

四月に頑張りすぎた人や、
新しい環境で気を張り続けていた人ほど、
不調を感じやすいと言われます。

期待していた新生活が思っていたのと
少し違うというギャップに
落ち込むこともあるでしょう。


 解消の鍵は、まず休むこと。
そのうえで、
睡眠と食事を整えることが大切です。

休みの日をただ寝て過ごすのも
決して悪くはありませんが、
できれば回復のための休みを意識すると、
心の立て直しが早くなります。

たとえば、外に出て日光を浴びる、
季節の花を眺める、
好きな香りのお茶をゆっくり淹れる、
短い昼寝をするなど。

大げさなリフレッシュでなくても、
日常の中に小さな余白をつくるだけで、
心は驚くほど軽くなります。


食事では、気を巡らせて滞りを
解消する紫蘇やたまねぎ、パクチー、
ピーマンなどの香りある野菜、
オレンジやグレープフルーツなどの
柑橘類がおすすめです。

タイム、チャービル、バジルなどの
ハーブをプランターに植えておくと、
必要なときにすぐ使えて便利です。


 そして、普段からできる
最も手軽なセルフケアが深呼吸です。

緊張や不安が続くと、
呼吸は浅く速くなり、
さらに心が落ち着かなくなるという
悪循環が起こります。


 鼻からゆっくり息を吸い、口から長く吐く。

長く息を吐くことで、
副交感神経が優位になりやすくなり、
気持ちも静かに整っていきます。


仕事の合間や家事の途中、
信号待ちの数十秒でも十分です。
寝る前にリラックスしたい時や、
仕事や勉強の集中力を上げたい時にも役立ちます。


五月病は弱さではなく、
ご自身が頑張ってきた証です。
どうか自分に優しく、
自分を癒す時間を少しだけ
増やしてみてください。

令和8年5月1日

薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子

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