2021年8月15日（日）

【薬膳レシピ】夏野菜とシラスの重ね焼き ～夏バテの薬膳～

残暑の時期に入り、夏バテによる倦怠感、
疲労感、食欲不振に悩まされてはいませんか？

夏バテは、汗をかき過ぎて、
体を動かす生命エネルギーの源の「気」と共に
必要な水分も消耗したり、

暑くてつい冷たいものを食べ過ぎ、飲み過ぎや、
冷房などで消化器官を冷やして、
水分代謝が悪くなり不調になることで起こす症状です。

今月は、夏野菜とシラスの重ね焼きを紹介します。

ズッキーニ、トマトで体にこもった暑気を冷まし、
失った必要な水分を補います。
なすは水分代謝を促します。

シラスは弱った消化器官を正常にし、気を補います。
香りがよく強い抗酸化力の持つバジルは、
気の巡りをよくします。

腸内環境によいオリーブオイルを用いて、
焼き上げたパンの食感で食欲を促します。

プロヴァンス風の夏野菜たっぷりの
重ね焼きで夏バテから脱出しましょう。

清熱解暑、生津、健脾、行気

【材料】2人分

ズッキーニ　　　1本
トマト　　　　　1個
なす　　　　　　1個
シラス　　　　　80ｇ
オリーブオイル
バジル　　　　　適量
粉チーズ　　　　大さじ1
食パン　　　　　1/2枚
バケットでも良いですし、無ければパン粉をお使いください。
塩

【作り方】

①ズッキーニ5ｍｍ幅でスライスしてフライパンで、
　各大さじ1のオリーブオイルで焼く。
　片面焼いている時に軽く塩をふる。
　
　なすも5ｍｍにスライスしズッキーニと同じようにして焼く。
　
　トマトは5ｍｍのイチョウぎりにして皿に並べて
　軽く塩をふっておく。

②パンはサイコロ状に切り大さじ2のオリーブオイルで
　焼き上げをしておく。

③耐熱容器にトマト、なす、ズッキーニと並べ、
　そのうえにシラスをのせ、パン、粉チーズをふりかける。

④220度に予熱したオーブンに入れて、5分程焼く。
　オーブントースターでは5～10分程。
　パンや、粉チーズに焼き色が付けば出来上がりです。

　トッピングにバジルを添える。

【食材】

薬膳食典　　食物性味表　　

レシピ担当：栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
　　　　　　紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
　　　　　　野田知子