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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2026年11月1日(日)

【薬膳コラム】菊芋

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

皆様は菊芋を
召し上がったことはございますか。

そんな菊芋は近年「天然のインシュリン」として
注目される成分イヌリンが約60%を占めています。
イヌリンは食後の血糖値上昇を
ゆるやかにする作用があるといわれています。

また、でんぷんを多く含む
一般的な芋類と比べて炭水化物量が少なく、
糖質を控えたい人にも
取り入れやすい点が特徴です。


薬膳では、菊芋は清熱・涼血・通便・
利水・消腫の作用を持つとされます。


体にこもった熱を冷まし、血の巡りを整え、
腸を潤して排便を促す働きがあるため、
熱が腸にこもり、便が乾燥し、
排便しにくくなる、
中医学では熱秘と呼ぶ便秘に向いています。

また、体内の余分な水分をさばく
利水作用があることから、
むくみや小便不利、排尿痛といった
症状の改善にも役立ちます。
糖の代謝を助ける点から、
消渇(のどの渇きが強く、
尿量が増える状態)にも適しています。


日々の食事に取り入れる際は、
きんぴらや和え物、味噌汁、蒸し野菜など、
普段の調理法で十分に活かせます。

シャキッとした食感を残すと食べやすく、
イヌリンの働きも損なわれません。
生食も可能ですが、
皮に土の香りが残ることがあるので、
よく洗い、薄く皮をむくと食べやすくなります。

胃腸が弱い人は軽く火を通すほうが安心です。
体をやや冷やす涼性の食材なので、
冷え性の人は食べ過ぎに注意してください。


秋から冬にかけて体が乾きやすく、
便秘やむくみが出やすい時期に、
菊芋は養生に取り入れやすい食材です。

特別な料理にしなくても、
副菜の一品として日々の食卓に添えるだけで、
体の調子を整えてくれるでしょう。



令和8年11月1日

薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子

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