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<薬膳コラム>
2026年5月15日(金)
【薬膳コラム】豆苗
国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。
最近の物価高で、
買い物かごに入れる食材を選ぶとき、
つい値段の変動に敏感になってしまいます。
そんな中で、ほとんど価格が変わらず、
季節を問わず手に入る豆苗は、
家計の心強い味方です。
一度使っても根元を水に浸しておけば、
数日でまた青々と芽を伸ばしてくれる。
その姿にふと目をやると、
こちらの気持ちにも
小さな余裕が生まれます。
薬膳の視点で見ても、
豆苗はとても優秀な食材です。
その作用は 清熱・解毒・涼血・平肝。
体内にこもった熱や老廃物を取り除き、
熱によって乱れた血の状態を整えて
炎症を鎮める働きがあります。
また、気が上にのぼって肝気が乱れ、
めまいやいらいら、
怒りっぽさが出やすい時期には、
その高ぶりを静めてくれる
平肝の作用も頼もしいものです。
春から初夏にかけては、
気温の上昇や環境の変化で
心身が揺らぎやすくなりますが、
豆苗はその高ぶりを
そっと落ち着かせ、
巡りを整えてくれる
食材でもあります。
手頃で扱いやすいだけでなく、
季節の体調に寄り添ってくれるところも、
豆苗の魅力といえるでしょう。
栄養面でも優れており、
発芽中に生成されるビタミンCの量は、
いちごやキウイフルーツを上回ります。
ビタミンKも豊富です。
さらに、炒め物やスープ、ナムルなど、
どんな料理にも合わせやすく、
火の通りも早いので
忙しい日にも重宝します。
手軽で経済的、
そして薬膳的にも
面でも頼もしい豆苗を、
日々の食卓に取り入れてみては
いかがでしょう。
令和8年5月15日
薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子





















