2019年3月15日（金）

【薬膳レシピ】貝柱と新玉ねぎのマリネ ～春の養生～

　春分の日が近づき、気温が目まぐるしく変化しながら暖かくなってきましたが、
まだ体は陰液不足の状態が続いています。
陰液が不足すると陽気が上亢しやすくなり、精神不安、不眠、めまいの症状が出やすくなります。
今月は先月に引き続き陰液を補う春の養生として、貝柱と新玉ねぎのマリネを紹介します。
貝柱と人参で陰液を補います。春の関連する肝は消化機能に影響を与えやすいので
新玉ねぎで胃の機能を調整し、セロリと共に血液の循環をよくします。

貝柱と新玉ねぎのマリネ　　　滋補肝腎　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【材料（2人分）】

貝柱（干し）　　　　　15ｇ
新玉ねぎ　　　　　　中1個（200ｇ）
人参　　　　　　　　　1/3本（70ｇ）
セロリ　　　　　　　　　1本

（マリネ液）
酢　　　　　100ｃｃ
水　　　　　50ｃｃ　今回は貝柱の戻し汁を使用
はちみつ　大さじ2
オリーブオイル　大さじ2
塩　　　　　　小さじ1

【作り方】

①貝柱は前日から水に浸けておき、柔らかくなったらほぐしてます。
②マリネ液の材料を混ぜ合わせます。
③新玉ねぎはスライス、人参、セロリはせん切りにします。
④マリネ液にひぐした貝柱と③の野菜を混ぜ合わせ馴染ませるためしばらくの間
　　冷蔵庫に置きます。
　　※画像のトッピングはイタリアンパセリです。

【効能】

　改訂版「食品性味表」　　第2版　　　　　　　　　　　　　　　　　

＊陰液を養うための薬膳ですので、貝柱の代用にイカも使えます。

＊2人分と記載していますが結構な量に仕上がります。
この時期の常備の1品にどうぞ。

レシピ担当：栄養士、中医国際薬膳師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師、中医薬膳茶師
　　　　　　野田　知子