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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2021年12月1日(水)

【薬膳コラム】薬膳で健やかに

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

 

今年、我が家ではおうち時間を楽しもうと、
プランターにバジル、ミント、ローズマリーなどの
ハーブを植え、育てました。


その日、使うものを摘んで料理に加えると、香りはもちろん、
味もより良く感じました。さらにありがたいことに、
昭和のCM「私作る人、僕食べる人」そのままの殿方が
ハーブの世話をして、調理をするようになりました。


食事はただおなかを満たすだけのものではなく、
私たちが健やかに生きていくため、何を、どのように食べるのか、
それは一生の課題であると思われます。


食物が身体に入った時、どのような作用をするのか、
身体を温めるのか冷やすのかを知り、薬膳を普段の食事に活かすことは
私たちにできる健康法のひとつです。



中国最古の医学書である黄帝内経に
「正気存内、邪不可干」という言葉があります。
正気(せいき)は人体の病気に打ち勝つ抵抗力のことで、
正気が体内に存在すれば、邪気は侵すことができないという意です。


正気が強ければ、邪気の侵入を避けて病気になりにくく、
健康な状態を保つことができます。
病気の予防の基本は正気の充実です。



 気を補う食物で、体力、気力を補いましょう。
うるち米、玄米、もち米などの穀類、さつまいも、じゃがいも、
山芋などのいも類、大豆、納豆、かぼちゃ、アボカド、いわし、
かたくちいわし、ぶり、牛肉などです。


これらには飲食物を消化吸収して気血を生成する
脾胃の働きを正常にする作用もあります。大いに摂りましょう。


 そして、正気を充実させるには、充分な睡眠や休息をとり、
疲れやストレスをためないことも大事ですね。


2021年12月1日

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子