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HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】トマト入り麻婆豆腐 ~夏バテの養生~

お知らせ・コラム

<薬膳レシピ>

2023年8月15日(火)

【薬膳レシピ】トマト入り麻婆豆腐 ~夏バテの養生~

今年の夏は平年より気温が高く
猛暑といわれています。
外気(暑気)が体にこもったり、
汗をかき過ぎたりします。

汗をかき過ぎますと、
体に必要な水分と共に
生命エネルギーの源(気)も失うので、
疲れてしまいます。


暑いとどうしても冷たい食べ物や
飲み物を取りすぎてしまいますが、
そうしますと消化器官を冷やし弱らせて
食欲不振になり、夏バテの症状に陥ります。

今月のテーマの豆腐を使って、
夏バテのための薬膳、
トマト入り麻婆豆腐を紹介いたします。

豆腐とトマトは、体にこもった暑熱症状を緩和させ、
汗で失った体に必要な水分を補います。
そしてトマトは水分代謝に働きかけます。

えのきだけは、生命エネルギーの源の「気」を補い、
消化器官の働きをよくします。

玉ねぎは、気の巡りを促し、
豚ミンチは疲労倦怠に。

豆板醤は食欲不振によい発酵調味料です。

清熱解暑、補気、健脾利湿

【材料】 2人分
木綿豆腐       1丁(300g)
トマト        1個(200g)
豚ミンチ       80g               
えのきだけ      1束(150g)
玉ねぎ        50g
豆板醤        小さじ1
にんにくのすりおろし 少々
生姜のすりおろし   少々
水          80ml
酒          大さじ1
醤油         小さじ1       
オイスターソース   大さじ1
塩          ひとつまみ
水溶き片栗粉

 

【作り方】

①豆腐はキッチンペーパーで包み、
 600wの電子レンジで1分半加熱して
 水切りをする。2センチ角に切る。

 玉ねぎはみじん切りし、
 えのきだけは細かく切る。

 トマトは12等分のくし切りにする。

②フライパンに油、豆板醤、
 にんにくと生姜のすりおろしを入れ
 香りたつまで炒め、豚ミンチ、
 玉ねぎ、えのきだけを入れて炒める。

 豚ミンチに火が通ったら、水、酒、
 オイスターソース、醤油を加え中火で、
  ひと煮たちさせトマトを入れ1分煮て、
 塩で味を整えて、水溶き片栗粉でとろみをつける。

食材 性味 帰経 効能
豆腐 涼/甘 脾胃大腸 生津、潤燥、清熱、解毒、和中、通乳
トマト 微寒/甘酸  肝脾胃 生津、止渇、健胃、消食、清熱、解暑、
平肝、利尿
えのきだけ 微寒/甘鹹 脾胃肝 補気、健脾、化痰、解毒、通便、養胃
豚肉 微寒/甘鹹 脾胃腎  滋陰、補腎、潤燥、益気、養血、消腫
玉ねぎ 温/辛 理気、化痰、健胃、燥湿、解毒、活血
豆板醤 温/鹹辛 心脾胃 温中、開胃

 薬膳食典  食物性味表 第2版

 

栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子