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<薬膳コラム>
2026年8月1日(土)
【薬膳コラム】熱中症だけではない夏に忍び寄る 脳梗塞の影
国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。
冬に多いと思われがちな脳梗塞ですが、
実は夏頃から発症が増えます。
脱水によって血液の巡りが
悪くなりやすくなるためです。
特に注意が必要なのは、
高齢者や動脈硬化が進んでいる方、
高血圧・高血糖・高コレステロール・
肥満・不整脈のある方、
多量飲酒や喫煙といった
危険因子を持つ方です。
こうした方は、夏の脱水が脳梗塞の
引き金になりやすいといえます。
日頃の生活習慣を整えることに加えて、
この季節は「喉が渇く前に飲む」ことを意識し、
就寝前後や入浴前後など、
こまめな水分補給を心がけましょう。
周囲の方も、いつもと違う様子に
気づくことが大切です。
脳梗塞のサインは突然現れます。
片側の手足や顔の麻痺・しびれ、ふらつき、
ろれつが回らない、言葉が出ない・理解できない、
片目が見えない、物が二重に見える、
視野の半分が欠けるという症状が急に出た場合は、
たとえ短時間で治まっても放置せず、
迷わず医療機関を受診することが重要です。
高齢者は暑さや水分不足に対する感覚が鈍く、
気づかないうちに危険な状態に陥ることがあります。
熱中症だと思って休んでいるうちに、
実は脳梗塞が進行していたという例もみられます。
中医学では、汗によって体に必要な水分(津液)や
気が奪われるだけでなく、
高齢者は体を潤す力が弱くなる
「陰虚」になりやすいとされ、
夏場の脱水は見過ごせない問題です。
熱中症だけでなく、
脳梗塞もまた夏に潜む危険です。
夏の「ちょっとおかしい」を見逃さず、
こまめな水分補給と体調管理で、
暑さに負けない毎日を守りたいものです。
令和8年8月1日
薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子





















