HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】蓮根と豆腐の炒め煮~温燥の薬膳~
<薬膳レシピ>
2025年9月15日(月)
【薬膳レシピ】蓮根と豆腐の炒め煮~温燥の薬膳~
9月に入り、
日の暮れが少し早くなってきたり、
空の雲が高く流れるのを見ると、
季節の移行を感じますが、
日中はまだ猛暑日が続いています。
今月も秋の始まり温燥の薬膳です。
この時期の人のからだは、
津液(体内に必要な水分)が
足らなく乾燥状態になっています。
津液が足りないと、皮膚や髪、
のどの乾燥症状が発生しやすく、
便秘にもなりやすいです。
今月のテーマの蓮根を使って
蓮根と豆腐の炒め煮を紹介します。
蓮根と豆腐は、
津液を補い肌や体内組織の
乾燥症状を改善します。
枝豆と人参は、消化器官を整え、
秋に影響を受ける五臓の
『肺』の機能を助けます。
調味料に、肌荒れや便秘に良い
練りごま(白)を加えて
料理のコクとごまの旨味がアップされます。
生津、潤肺、健脾
【材料2人分】
蓮根 100g
木綿豆腐 1/2丁
うす揚げ 1枚
むき枝豆 50g
人参 50g
練りごま(白) 小さじ1/2
出し汁 150ml
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
油 小さじ2
【作り方】
①木綿豆腐は、キッチンペーパーに包んで
電子レンジで2分チンして
ざるに上げ水気を切っておく
②蓮根は、いちょう切り、人参は
千切りにする。うす揚げも千切り
③鍋に油を入れ中火で蓮根、人参を炒め、
豆腐、うす揚げを入れたところで、
出し汁、醤油、みりん、
砂糖を加えて煮ます
④煮汁が減ってきたら練りごま、
枝豆を加えて混ぜ合わせて
火を止める
器に盛り付けてすりごまをかける
食材 | 性味 | 帰経 | 効能 |
蓮根 | 平/甘 | 心肺脾胃 | 清熱、潤肺、涼血、化瘀、生津、除煩 |
豆腐 | 涼/甘 | 脾胃大腸 | 生津、潤燥、清熱、解毒、和中、通乳 |
白ごま | 寒/甘 | 大腸 | 潤腸、通便、解毒、生肌潤 |
人参 | 平/甘 | 肺脾肝 | 健脾、消食、滋陰、補血、明目、化痰、解毒、下気 |
枝豆 | 平/甘 | 脾胃腎 | 健脾、補気、養血、養腎、袪湿、解酒 |
薬膳食典 食物性味表 第2版
栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田知子