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お知らせ・コラム

<薬膳コラム>

2024年3月15日(金)

【薬膳コラム】酸っぱいもののすすめ

国際中医師、国際中医薬膳師、薬剤師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

春は、木々の新芽が萌えいで、
やがて木々が生長する季節です。


人間も、そのように伸びやかに
過ごしたいのですが、それが出来ず、
いらいらしたり、気分がしずんだり、
眼が疲れたり、
筋肉の異常が現れたりする方も
多い季節でもあります。



五行説では春は肝と関わりが
あるといわれています。


肝は血を貯蔵して血流量を調節し、
気の流れを良くして臓腑器官の働きや
精神状態を円滑にします。
先ほど挙げた症状は、
肝の働きがうまくいかないために
起きるのです。



さて、食物には、
五味(酸=すっぱい、苦=にがい、
甘=あまい、辛=からい、鹹=しおからい)があり、
その中の一つ、酸味は肝、胆の働きを助け、
眼の疲れを取り、
筋肉の疲労物質の代謝を促進します。


しかし、酸味には収斂し、
引き締める作用があり、
摂り過ぎると生長を抑えるので、
注意します。


また、酸味だけを取ると、
相剋関係にある脾胃を傷めるため、
酸味を摂る時は、
脾胃の働きを補う甘味を
一緒に摂る必要があります。



酸味のものには、
トマト(甘酸)、梅(酸渋)、
ぶどう(甘酸)、りんご(甘酸)、
オレンジ(甘酸)、すだち(甘酸)、
レモン(甘酸)などの柑橘類、
ヨーグルト(甘酸)、醸造酢(酸苦)
などがあります。



中国最古の医学書
「黄帝内経(こうていだいけい)」に、

春になったら、人々は少し遅く寝ても、
少し早く起き、庭に出てゆったりと歩き、
髪を解きほぐし、身体をのびやかにし、
心持ちは活き活きと生気を充満させて、

生まれたばかりの万物と
同様にするがよいという
養生法が述べられています。



中医学の知恵を取り入れて、
健やかに過ごしませんか。


  2024月3月15日

薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子