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HOME > お知らせ・コラム一覧 > 【薬膳レシピ】自家製ツナと旬の彩野菜、バケット添え ~初夏の薬膳~

お知らせ・コラム

<薬膳レシピ>

2020年5月15日(金)

【薬膳レシピ】自家製ツナと旬の彩野菜、バケット添え ~初夏の薬膳~

立夏を迎え初夏が訪れましたが、
季節の変わり目の体力低下、
新型肺炎コロナウィルス感染という
不測の事態の影響で肉体的にも精神的にも
疲労を感じているのではないでしょうか。
 
 
 
心と体はリンクしており、心と体がいい状態でいることが
健康にとって大切であり、免疫力にもつながります。
 
 
今月はここをふまえて、スタミナアップでアミノ酸スコア
100である鰹を使った自家製ツナを紹介いたします。
 
 
鰹は気血を補い、生命エネルギーの腎精も補い老化を防ぎます。
体力低下で弱った胃を健やかにします。
 
 
ツナの香り付けに抗酸化力の強いローズマリーを使います。
精神疲労や不眠によいです。
付け合わせに旬を迎えるトマトとズッキーニで、
気温の上昇で汗をかいて失った津液を補います。
 
 
バケットは、香り良く鰹の味のしみたオイルに付けて
食べられると美味しいので添えてみました。
バケット(小麦)は、精神安定によいです。
 
 
先月に引き続き今月もワインに合うレシピです。
ワインはストレスの緩和によく、
自粛生活の緊張を解きほぐしてください。
 

補気補血、生津、安神


【食材2人分】

鰹(お造り用)   1柵300gぐらい

ローズマリー    2本ぐらい
オリーブオイル   100cc
プチトマト      6個
ズッキーニ     1本
にんにく       2片
トウガラシ      2本
コショウ

【作り方】
①鰹を三等分に切り分け、小さじ1/2の塩を振り、
 10分置き鰹から出た水分をふき取ります。
②鍋に鰹を入れ、にんにく、とうがらし、
 オリーブオイル、ローズマリーを入れ、
 中火で沸騰してきたら弱火で6分、返して6分にて火を止め、
 にんにく、とうがらし、ローズマリーを引き上げる。
③素焼きにしたトマトとズッキーニを皿に盛ります。
 バケットを添えます。
 
 
*画像では、鰹を厚めに切ってますが、
フォークでほぐして、オイルに浸したほうが美味しいと思います。
 
 
食材 性味 帰経 効能
平/甘 腎脾 補気、補血、健胃、益精
ローズマリー 温/辛 脾肝心肺 安神、止痛、活血、健脾
トマト 微寒/甘酸 肝脾胃 生津、止瀉、解毒、涼血、平肝、健胃、消食
ズッキーニ 寒/甘 肺脾腎 清熱、生津、潤肺、通淋
バケット(小麦) 涼/甘 心脾腎 養心、補腎、除熱、止渇、通淋、止瀉
        

薬膳食典 食物性味表
レシピ担当:栄養士、国際中医薬膳師、
中医薬膳茶師、紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師
野田 知子